
厚生科学審議会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会は24日、麻疹おたふくかぜ風疹混合(MMR)ワクチンの接種に向け、開発を担う第一三共から開発状況のヒアリングを行うことを決めた。おたふくかぜに対する安全性の高いMMRワクチンの登場が待たれる中、小児を対象とした国内第III相試験が「試験完了」となっていることを踏まえたもの。
おたふくかぜは、12~24日の潜伏期間後に発熱や耳下腺の腫脹、疼痛が発現し、合併症として無菌性髄膜炎、ムンプス脳炎、ムンプス難聴などが見られるが、特異的な治療法はなく、解熱鎮痛剤等の対症療法が行われているのが現状。単味のおたふくかぜワクチンを接種できるものの、接種後に無菌性髄膜炎などの発現が一定数報告されている。
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