
国際科学技術財団は2024年日本国際賞の受賞者を発表し、医学・薬学分野では転写制御因子としてシグナル伝達を司る48種類の核内受容体スーパーファミリーの全体像を明らかにした米国のロナルド・エバンス博士が受賞したと発表した。
エバンス氏は、1942年4月17日生まれの74歳で、受賞業績は「核内ホルモン受容体ファミリーの発見と医薬品開発への応用」。脂溶性のホルモンやビタミンは、細胞膜を通過してDNAのある細胞の核まで辿り着くが、エバンス氏は世界で初めて糖質コルチコイド受容体遺伝子を単離し、核内受容体としての構造と機能の解明に成功した。
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