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現場薬剤師に寄り添う出荷調整文書を

2024年02月02日 (金)

◆薬局で薬剤師は、必要な薬が揃わない現状を患者に説明しては頭を下げて詫びていた。もはや日常茶飯事だ。そんな光景を思い浮かべ、日々汎用薬を中心に出荷調整情報を原稿にしている
◆しかし、医療関係者向け案内文書の情報は乏しい。「諸般の事情で」などと出荷調整理由が明確でない文書も未だ見られる。時に製造元に確認を入れる。「諸般」はまさに言葉通りで、自社、他社、関係企業などの様々な事情が絡み、説明が難しいケースもある
◆とはいえ、薬剤師が必要に応じて患者に説明できる材料は原稿に入れたい。その中で塩野義製薬の文書は丁寧に背景事情が説明され、好感を持っている。一昨年、Meiji Seika ファルマの「エクセラーゼ」の販売中止文書の詳細な説明が話題を呼んだが、小林大吉郎社長は「使われた医師も大勢いる。『諸般の事情』では済ませられない。自ら筆を執って先生方の顔を思い浮かべながら書いた」と明かした
◆出荷調整文書は、現場で頭を下げ続ける薬剤師の理解が得られる内容か。思いを致してほしい。



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