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ドラッグ・ロス、近年は増加傾向

2024年02月05日 (月)

◆海外で既に使われている薬が日本で開発されず、使うことができないドラッグ・ロス。その数はかつて減少傾向にあったが、近年は増加に転じている。製薬企業に加えて臨床医も問題に強い危機感を抱いているようだ
◆今月下旬に名古屋市で開かれる日本臨床腫瘍学会学術集会では、ドラッグ・ロスに焦点を当てたシンポジウムが行われる。学術集会の概要を紹介するセミナーで医師の室圭氏(愛知県がんセンター薬物療法部長)は、解決に向け「様々な問題が山積している」と強調した
◆近年のドラッグ・ロス拡大は、世界的にベンチャーが新薬開発を担う機会が増え、日本に拠点を持たないベンチャーが日本での開発を避ける傾向が強まったことが主な要因という。特に抗癌剤のドラッグ・ロスが増加した
◆室氏は、臨床試験実施施設の関連スタッフの増加や質向上、同施設や審査部門の英語対応拡充など、環境全体の改革が重要と指摘。薬価制度改革だけでは不十分との認識を示した。医師の切実な声に対して、業界はどう応えるのか。



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