日本イーライリリーが製造販売し、田辺三菱製薬が販売する新規2型糖尿病治療薬「マンジャロ皮下注」(一般名:チルゼパチド)が、4月1日から投薬期間制限の解除を前に、限定出荷を継続することになった。本来、投薬期間制限の解除は製品の販売拡大のきっかけになるが、ダイエット等の適応外使用を含む需要急増で、安定供給を確保するため異例の対応となった。
同剤は世界初のグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)とグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の両インクレチンの作用を単一分子に統合したGIP/GLP-1受容体作動薬。昨年4月に一部規格を発売し、同6月に高用量規格を発売したが、翌7月には高用量規格を限定出荷扱いにした。
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