オーガナイザー
岩崎竜之(熊本大院生命科学)
入江徹美(熊本大院生命科学)
菊池正彦(熊本大院生命科学・東京大 新世代感染症センター)
医薬品に限らず、食品・化粧品・パーソナルケア用品など、大量生産から多品種少量・フレキシブル生産へと各製造現場での変化が拡大している。限られた作業スペースで柔軟な生産を実現するためには、従来のベルト・チェーン搬送の問題点(余分なライン長・油汚れや発塵・位置ズレ・切替部品点数の多さ・律速工程に全搬送速度を合わせる必要性)を改善する必要がある。
その克服のため、欧州では10年ほど前から革新的なリニア搬送技術が開発され、代替技術として台頭し始め、現在では主流を占めるまでになっている。一方、国内での本技術開発は黎明期に当たり、先駆的企業での導入・実生産が開始された段階にある。
本シンポジウムでは、本技術の製造現場適用を積極的に推進中の包装設備機器供給企業と、いち早く実生産に踏み切った医薬品他の製造企業から講演者やパネリストを招き、本技術を用いた生産ライン設計方針・生産実績・今後の課題に関する情報の共有と意見交換、ならびに関係者の知見を広げる場としたい。
(岩崎竜之)