日研化学は8月28日、経口用テオフィリン製剤で国内初の未熟児無呼吸発作治療薬「アプネカット経口10mg」を発売した。プレフィルドシリンジ製剤で、鼻から喉までチューブを通し投与する。薬価は1筒1238・70円。
同剤は1筒2・5mL中に、テオフィリン10mgを含有する。効能は「早産・低出生体重児における原発性無呼吸(未熟児無呼吸発作)」。早産・低体重児に投与するため、添加物を含まず、しかも滅菌されている。
また、プレフィルドシリンジ製剤のため、溶解、希釈、濃度調節などは必要なく、迅速に投与でき、さらにシリンジから直接投与できるため、微生物汚染や異物混入のリスクも軽減されているのが特徴。
売り上げ目標は明らかにしていない。