厚生労働省は22日付で、新薬18成分22品目を薬価基準に収載する。画期性加算75%の適用対象となったノーベルファーマの自己免疫性肺胞蛋白症治療剤「サルグマリン吸入用」、有用性加算45%の適用対象である日本新薬の抗悪性腫瘍剤「ビキセオス配合静注用」が原価開示度50%未満として、加算係数ゼロが適用された。そのほか、武田薬品の先天性血栓性血小板減少性紫斑病治療剤「アジンマ静注用」に有用性加算40%と迅速導入加算5%が付いた。
▽サルグマリン吸入用250μg(ノーベルファーマ):新有効成分のサルグラモスチムを含有する自己免疫性肺胞蛋白症治療剤で、原価計算方式で算定。既存のコロニー刺激因子製剤と異なり、肺胞で作用を発現することなどから画期性加算75%、希少疾病用医薬品であるため市場性加算I15%の対象となったが、原価開示度50%未満として加算係数ゼロが適用された。
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