
日本イーライリリーは5月31日、「既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎」の抗体医薬「イブグリース皮下注250mg」のオートインジェクター製剤、シリンジ製剤(一般名:レブリキズマブ遺伝子組み換え)を新発売した。対象疾患に対し4週間隔で投与できるのは同剤だけで、治療負担の軽減が期待できる。
対象疾患に関与するIL-13シグナル伝達を特異的に阻害し、アトピー性皮膚炎の病態形成を抑える。12歳以上かつ体重40kg以上の小児に対し、初回および2週後に500mg、4週以降は250mgを2週間隔で皮下投与し、患者の状態に応じて4週以降は250mgを4週間隔で投与する。
薬価は共に6万1520円。