日本OTC医薬品協会は5月26日、名古屋市内で開かれた日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会学術大会で、「OTC医薬品分科会創設の意義と新たなOTCの開発・提供・普及促進に向けて」と題したシンポジウムを開催した。昨秋に同学会内に「OTC医薬品分科会」が発足し、OTC薬協とも連携して協議と検討が始まっていたが、スイッチOTCやセルフメディケーション推進をテーマにシンポジウムで議論し、今後に向けての認識を確認した。

OTC医薬品は、政府が進めるセルフメディケーション政策の中でも普及推進が課題となっている一方で、スイッチOTC化には承認までに大きな時間差、いわゆるスイッチラグがあることが課題となっている。また、OTCデータベースがないことから、医療用医薬品との重複投与や併用禁忌の検出もできないといった課題もある。
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