アポプラスステーションの八所孝志社長は5日、本紙の取材に応じ、クオールグループの戦略に沿って、主力のCSO、CRO事業の規模拡大に取り組むと表明した。需要が増えているCSO事業について「医薬品のプロジェクトがメインだが、今後はもう少しターゲットを広げる」と述べ、医療機器、再生医療等製品、海外バイオファーマの国内展開支援の需要も取り込んでいく方針を示した。同事業を支えるMRの育成に投資し、質向上を図る。CRO事業は、食品領域が好調に推移しており、今後も食品CROと共に、医薬品領域も含め成長させる。両事業の数値目標は開示しなかった。
クオールホールディングスの2023年度決算では、CSO、CRO事業を含む医療関連事業の売上高は150億円、セグメント利益は11億円。そのうちCSO、CRO事業の売上高は6割程度と言われる。同HDは今後の3カ年で、医療関連事業は26年度の売上高205億円、セグメント利益26億円の目標達成に向け、「規模拡大」を図ることを基本戦略に据えている。
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