
看板を掲げる大村特別栄誉博士(左)と中村学長
山梨大学は、微生物研究に実績のある北里大学と連携し、微生物資源から創薬研究を推進するための新たな研究組織「大村記念微生物資源研究フロウティラ」を立ち上げた。特別顧問には、ノーベル生理学・医学賞を受賞し、山梨大卒業生で特別栄誉博士の大村智氏が就いた。フロウティラでは微生物が産生する新規生理活性物質を探索し、その物質をもとに新薬開発に取り組む。将来的には、山梨大で多くの実績がある微生物分野の研究を大学の特色になり得る分野に育て、製薬企業などとの連携を通じてアカデミア発新薬の創出を目指す方針だ。
フロウティラは、山梨大の微生物研究に関わるリソースを結集し、北里大学大村智記念研究所で微生物を用いた創薬研究を進める北里大との連携により、研究を進める。山梨大には医学や工学、生命環境学といった様々な研究学域があり、これらの機能が連携した研究を行う。
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