
日本医薬品情報学会学術大会が2日に千葉市内で開催され、シンポジウムでは製薬企業のMRやメディカルサイエンスリエゾン(MSL)から、対面による情報提供の重要性を指摘する声が相次いだ。電話や電子メール、オンライン会議などの非対面形式による情報提供の不安点として、ニュアンスの違いなど意思疎通の難しさに加え、形式的な情報提供になりがちで医療機関が抱える潜在的な課題の発見にも限界があるとの意見が出た。一方、病院薬剤師からも「MRの人間性を確認する上で、対面の情報提供は重要」との声が上がった。
新型コロナウイルス感染拡大や医療機関での訪問規制を契機に、MRが医療機関を訪問して医師と面談する対面による情報提供から、電話やメール、オンライン会議などを用いた非対面での情報提供にシフトする動きがある。
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