東京医薬品工業協会は14日、都内で開いた定時総会後の臨時理事会で、新会長に中外製薬社長の奥田修氏を選出した。任期満了に伴うもので、任期は2年。
新会長に就任した奥田氏は、あいさつで「医薬品業界の安定供給および品質と安全性の確保が急務だ」と指摘。「東薬工の特徴は、多様な業態の医薬品企業で構成されていること。各専門分野と専門人材を結集することで業界が直面する重要課題に取り組み、人々の健康に貢献する」と語った。
また、新副会長には、杏林製薬社長の荻原豊氏が選出された。現副会長のわかもと製薬社長の五十嵐新氏は留任し、理事長は引き続き元厚生労働省大臣官房審議官の成田昌稔氏が務める。
前会長の協和キリン社長の宮本昌志氏は退任のあいさつで「東薬工による国民の健康増進と経済成長の貢献を期待する」とメッセージを送った。