アムジェン日本法人は10日、新たな社長にアッヴィ日本法人のアラガン・エステティックスのゼネラル・マネージャーだったスザナ・ムルテイラ氏が同日付で就任したと発表した。癌などアムジェンの重要性の高い疾患領域での実績が評価された。2023年から社長を務めてきたニール・マグレガー氏は米本社に異動した。
発表によると、ムルテイラ氏は、日本を含むグローバルビジネス環境において20年以上にわたりヘルスケア業界を経験してきた。ルンドベックのグローバル本社とラテン・アメリカにおいてコマーシャルおよび医療経済の職務を歴任し、日本ではコマーシャル・ディレクターとして、組織構築ならびに複数の日本の製薬企業との戦略的提携をマネージした。
アストラゼネカでは、英本社およびラテンアメリカに所属し、ゼネラルマネージャー兼社長として、癌免疫療法、血液癌、固形癌、代謝性疾患、循環器疾患領域で複数製品を上市した。直近ではアッヴィ日本法人のアラガン・エステティックスにおいて4年間ゼネラル・マネージャーを務めた。
これら日本とグローバルのビジネス環境における豊富な経験、アムジェンにとって戦略的重要性が高い癌や代謝性疾患、循環器疾患領域での実績、グローバル企業日本法人におけるゼネラルマネージャーの経験などが評価され、社長に起用された。
ムルテイラ氏は、仏リヨン大学で医療経済学の博士号、ポルトガルのリスボン大学で薬剤師資格を取得している。