日本病院薬剤師会は15日に都内で通常総会を開き、役員改選で武田泰生会長が正式に再任された。武田氏は2期目で、副会長には現職の奥田真弘氏(大阪大学医学部附属病院)、川上純一氏(浜松医科大学医学部附属病院)、筒井由佳氏(近森会近森病院)、眞野成康氏(東北大学医学部附属病院)、新人の室井延之氏(神戸市立医療センター中央市民病院)が就任した。
武田氏は会長演述で、1日から施行された2024年度診療報酬改定に言及。療養病床など、一度は退院した患者が1~2カ月後に同一症状で再入院するケースについて、「在宅医療における薬物治療管理が十分にできていない」と指摘。次期改定に向けたエビデンス蓄積のため、「病院薬剤師が退院時に関与し、一定期間在宅医療に関わることで再入院を抑えることにつながる。このような事例を提出してほしい」と訴えた。
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