◆多機能になった携帯電話。今年2月末で1億0648万台が加入しているという。数だけだと、ほとんどの国民が携帯電話を持っている計算になる。また、子どもの携帯電話保有率も上がってきており、小学生の6~8%、小学校6年生では約3割が持っているとの調査もある
◆一方、電磁波の影響で脳腫瘍などの発症リスクが高まることが問題になっている。携帯電話は頭部に接近させて使用するため、脳腫瘍や耳下腺腫瘍の発症リスクが高まるとの懸念がある
◆世界保健機関(WHO)では、疫学調査の実施が必要とし、国際がん研究機関が中心となり、国際共同研究が行われている。ただ、小児を対象にした国際疫学調査は行われていない。WHOでは小児での調査を優先課題として挙げている
◆日本では、2007年度から5年計画で「青少年の携帯電話利用と健康の全国コホート調査」が始まっている。インターネットで小学校4~6年生の保護者を対象に実施されているが、面接などの追跡調査も行われるため、退会者が多いのも課題だという。一度、調査のホームページにアクセスしてほしい。
「青少年の携帯電話利用と健康の全国コホート調査」
2009年05月13日 (水)
‐AD‐
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
企画
寄稿