病院薬剤部が新卒者を獲得するには6回以上の接触が必要――。10~11日にさいたま市で開催された日本病院薬剤師会関東ブロック学術大会のシンポジウムでは、調剤薬局やドラッグストアとの初任給に差がある病院薬剤部の薬剤師確保策をめぐって議論した。人材業界大手マイナビメディカル東日本営業統括部の西田健悟氏は「早い時期からの学生の接触と囲い込みが大切」と指摘した。
西田氏は、就職活動前の薬学生5年生6月時点では病院、薬局、ドラッグストア3業界の中で「病院業界志望が一番多い」と紹介した。ただ、就活前後を比較すると、薬局とドラッグストアを就職先として選ぶ割合が大きく増える一方で、病院はほとんど変わらないという。
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