7月に就任した厚生労働省の佐藤大作大臣官房審議官(医薬担当)は、専門紙への共同取材で、医薬品医療機器等法などの制度改正でドラッグラグ・ロス問題や法令遵守体制整備に意欲を示した。主な一問一答は次の通り。
――ドラッグラグ・ロス問題への対応について。
ドラッグラグ・ロスや薬局、薬剤師では安定供給と、様々なレベルで医薬品のアクセスの問題が課題になっている。アクセス問題に対しては、制度改正の運用に真摯に取り組んでいくことがミッションになる。
より良い製品に仕上げていくための交通整理をしているのが規制で、交通整理をする中で開発をする人にとって見通しが立ちやすいものにするためには、われわれがやれることがあると思う。開発の予見可能性がとても大事になり、制度改正は国民に対して予見可能性を明確にしていくという作業だと思っている。予見可能性を維持するためにも制度改正を進めていかないといけない。
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