アキュリスファーマは2日、てんかん発作を対象に、ジアゼパムを成分とした経鼻投与製剤を承認申請したと発表した。自宅や外出先での発作に対し、介助者などが用いるいわゆるレスキュー薬。投与経路を経鼻にしたことで簡便に投与できるのが特長。承認されれば、国内初の経鼻投与型抗けいれん薬となり、成人における初のレスキュー薬となる。オーファン指定であり、優先審査される。
ジアゼパム点鼻液は、2歳以上のてんかん重積状態またはてんかん重積状態に移行する恐れのある発作を対象に8月30日付で申請された。医療機関外で投与可能なレスキュー薬には、武田薬品の「ブラコム口腔用液」(一般名:ミタゾラム)があるが、適応は18歳未満。
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