ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)日本法人のスティーブ・スギノ社長は2日、本社内で専門紙と懇談し、2026年以降に控える主力の抗凝固薬「エリキュース」の特許切れなどを見据え、次の成長に向けた事業変革に取り組んでいることを強調した。26年までに八つの新製品と17の新規適応追加を目指す。並行して、営業・メディカルにAIを活用したデータサイエンスの導入を進め、最適な顧客と患者に新薬を提供できるよう取り組む。26年までの新製品、取り組みをテコに成長を加速させたい考えだ。
スギノ氏は、アムジェン日本法人社長から昨年1月に就任した。社長就任後の18カ月について「変革の真っ只中」と述べた。既に日本では多発性骨髄腫治療薬「レブラミド」、抗癌剤「スプリセル」が特許満了を迎えたほか、グローバルで売上高の3割近くを占める「エリキュース」が26~27年頃と予想される米国での特許満了を控え、これに日本も続くことから、新たな事業構築がミッションとなっている。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。