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【第57回日薬学術大会】24年度日本薬剤師会賞 受賞者の横顔

2024年09月17日 (火)

永田 泰造先生の横顔

永田泰造先生

 このたび、東京都薬剤師会顧問永田泰造先生が2024年度日本薬剤師会賞を受賞されますこと、心よりお祝い申し上げます。

 永田先生は、25年の長きにわたり東京都薬剤師会で、また日本薬剤師会においても13年間役員を務められました。この間、医療保険、薬学教育、災害・感染症対策等、多岐にわたり多くの足跡を残されました。特に災害活動では、自ら率先して現地対応に当たられ、そのご経験が東京都災害対策ガイドラインの策定等に大きく生かされております。

 東京都薬剤会会長在職の4年間には、薬剤師をめぐる様々な案件の具現化に尽力されました。薬剤師の生涯教育研修システム構築や薬学生の就職先偏在等は、現在も本会の重要事業として対応を進めております。

 また、先生は多くの趣味をお持ちです。お酒、カラオケ、ゴルフはもちろん、特筆すべきは園芸です。ご自宅屋上での野菜栽培は、会務多忙で手入れが行き届かないと嘆いておられましたが、夏場は「ゴルフ焼けより畑焼けだ」と仰るほど真っ黒で、当会理事者からの栽培方法に関する様々な質問にも即答されるほど博識でいらっしゃいます。

 第50回日本薬剤師会学術大会の折には、持ち前の企画・演出力を遺憾なく発揮され、全国からお越しになる皆様が、空き時間をいかに楽しく有意義に過ごせるかを重視され、懇親会等の計画も緻密に行っておられました。

 今後は、さらなる後進への指導と共に、時間に余裕を持たれ、畑仕事と美味しいお酒で暮らせる日々の到来をお祈りし、ご紹介とさせていただきます。

 (東京都薬剤師会会長・高橋正夫

プロフィール

 1979年神戸学院大学薬学部卒業。帝京大学薬学部客員教授。東京都薬剤師会顧問。東京都国民健康保険診療報酬審査委員会委員。元東京都薬剤師会会長。元日本薬剤師会代議員。元日本薬剤師会理事。東京都保険者協議会委員、社会保険診療報酬支払基金東京支部幹事会参与、東京都保険医療公社評議員、関東信越地方社会保険医療協議会臨時委員など歴任。東京都知事表彰、練馬区長表彰、厚生労働大臣表彰など受賞。2015年に藍綬褒章。

上野 泰弘先生の横顔

上野泰弘先生

 上野泰弘先生がこのたび栄えある日本薬剤師会賞を受賞されるに当たり、心よりお祝い申し上げます。

 上野先生の鹿児島県薬師会における役員歴としては、2006年から理事、常務理事、副会長を歴任され、16年からは3期6年間、会長として本会の会務・事業に幅広く携わっていただきました。大変温厚な人柄で、在任中は冗談が飛び交い、常に役員間の和を大事にされていました。様々な事業を行う際も、全役員の意見に耳を傾け、円滑な会務運営を心がけておられました。現在は顧問として、大所高所よりご意見をいただいております。

 薬剤師としては、薬局の現場が大好きな先生であり、常に薬局の店頭に立ち、患者さんと会話することが一番の喜びと聞いております。現在は、薬局間連携の中心となる、いわゆる「ハブ薬局」を一般社団法人として立ち上げ、地域における医薬品供給体制の整備、在宅医療の推進、無菌調剤室の提供など地域連携の拠点づくりに注力しておられます。

 薬剤師を離れると、夜は酒を愛する宴会部長であり、休日には野球小僧となり、現在もマスターズ甲子園を目指して白球を追っていると聞いております。年齢も考えてケガ等には十分にお気を付け下さい。

 上野先生におかれましては、まだまだ現役の薬剤師として今後とも本会の発展にお力添えをいただき、われわれ後に続く薬剤師へのご指導をよろしくお願い致します。ますますのご健康とご活躍を祈念申し上げます。

 (鹿児島県薬剤師会会長・小田原一弘

プロフィール

 1981年徳島文理大学薬学部卒業。メディコ・ウエノしんまち薬局代表取締役。学校薬剤師。南さつま薬剤師会代表理事。鹿児島県薬剤師会顧問。元鹿児島県薬剤師会会長。元日本薬剤師会代議員。元日本薬剤師会情報システム検討委員会委員。鹿児島県薬業団体連絡協議会会長、鹿児島県医療審議会委員、社会保険診療報酬支払基金鹿児島支部参与、鹿児島県後発医薬品安心使用協議会委員などを歴任。厚生労働大臣表彰、鹿児島県知事表彰などを受賞。

鯉渕 肇先生の横顔

鯉渕肇先生

 埼玉県で初めて開催する第57回日本薬剤師会学術大会で、鯉渕肇先生が栄えある2024年度日本薬剤師会賞を受賞されましたことを心よりお祝い申し上げます。

 鯉渕先生は、1969年に星薬科大学を卒業され、医薬品卸を経て薬局を開業する傍ら、病院薬剤師を経験された珍しい経歴をお持ちです。

 鯉渕先生は、地元越谷市薬剤師会の会長等を歴任し、常に行政および関係団体と連携を図りながら、地域に根差した薬局、地域住民に求められる薬局機能の強化に努め、地域医療の向上に尽力をされました。

 98年から埼玉県薬剤師会理事、常務理事、副会長を歴任し、2015年から埼玉県薬剤師会会長に就任され、3期6年にわたって本会の運営を担いました。会長就任当時から常に「オール薬剤師の会」を目標に掲げ、薬剤師が一丸となり、医療人として地域に根差し、患者、生活者に寄り添う薬剤師像を掲げ、その実現に向け情熱を傾注されました。そのために地域薬剤師会、公共団体、県医師会、県歯科医師会などの関連団体と連携し、特に埼玉県病院薬剤師会とは常に情報交換、情報共有を図りながら、連携基盤を強固なものとしました。

 鯉渕先生は、謙虚で分け隔たりなく人に敬意、親しみを持って接する方で、多くの人々から親しまれています。多趣味だとはうかがっていますが、特に韓国ドラマが話題になると、目を輝かせて話をされます。

 大学の先輩に当たりますが、大先輩の受賞をお祝い申し上げますと共に、今後も本会の発展にお力添えをお願いし、先生のご健勝とご活躍を祈念申し上げます。

 (埼玉県薬剤師会会長・斉藤祐次

プロフィール

 1969年星薬科大学薬学部卒業。フォレスト調剤代表取締役。元埼玉県薬剤師会会長、元越谷市薬剤師会会長。元日本薬剤師会代議員。元学校薬剤師。埼玉県薬事団体連合会副会長、埼玉県学校保健会副会長、埼玉県摂食嚥下研究会副会長、埼玉県医療審議会委員、社会保険診療報酬支払基金埼玉県支部参与などを歴任。旭日双光章、厚生労働大臣表彰、埼玉県知事表彰などを受賞。


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