ベルギーのUCBのジャン-クリストフ・テリエCEOは18日、都内で来日記者会見を行い、日本での事業展開について「他国と同じタイミングで上市できるようになってきており、これからも足並みを揃えていきたい」と述べ、新薬を海外と同時に開発・上市していく姿勢を強調した。海外同時開発の推進には当局の協力も必要だとして、開発のスピードアップを図る規制などの環境整備を継続的に行うことを求めた。
同社は、神経疾患と免疫・炎症を重点領域とするスペシャリティファーマ。日本では、この1年で三つの新製品と四つの適応追加承認を取得した。中でも全身型重症筋無力症治療薬「ジルビスク」は世界初承認となり、同治療薬「リスティーゴ」世界で二番目の承認取得、乾癬性関節炎などの治療薬「ビンゼレックス」も欧州に次ぐ承認取得となっている。
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