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バイオシミラー推進の牽引役は病院薬剤師

2024年10月23日 (水)

◆2024年度診療報酬改定で「がん薬物療法体制充実加算」が新設された。外来癌患者に関する服薬状況等の情報を医師の診察前に提供する病院薬剤師業務を評価するための点数で、日本病院薬剤師会が実施した調査結果によると7%の施設が算定しているようだ
◆同加算によって、バイオシミラーの使用促進にも貢献できるはずである。今年度に改訂された後発品のロードマップでは、数量ベースだけではなく金額ベースの目標が設定され、達成に大きな要素となるバイオシミラーの数値目標も合わせて策定された
◆その牽引役は病院薬剤師だ。病院の薬剤師外来においてバイオシミラーの説明と同意取得を行い、薬剤師が代行でバイオシミラーの入力を行うといった場面も増えるかもしれない。薬剤師にはバイオシミラーに関する最新知識を学ぶ機会にしてほしい
◆そして、薬剤師外来が機能することで創出した医療費適正化効果についてはエビデンスとして広く発信してほしい。バイオシミラー推進は病院薬剤師の力を示す絶好の機会となる。



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