ニプロは2日、抗癌剤「イリノテカン塩酸塩点滴静注液『NP』」を増産すると発表した。先発品の「カンプト点滴静注」(一般名:イリノテカン塩酸塩水和物)を製造販売するヤクルト本社が販売中止を決め、経過措置品目となり来年3月末に薬価基準から削除されることから、ニプロ製品が代替候補品となった。カンプトに関する医薬情報もヤクルト本社からニプロが引き継ぐことになり、製造販売体制の強化を図る。
代替供給は2日から開始した。カンプトに関する医薬情報の提供は来年4月から始める。
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