中央社会保険医療協議会薬価専門部会は18日、2025年度中間年薬価改定の追加論点に関する議論を行い、診療側と支払側の双方から、過去2回の改定時より不採算品再算定の対象品目を絞り込むよう求める声が上がった。安定供給確保を目的とした特例措置を疑問視したもので、医療上の必要性の高い品目や従来の対応が不十分だった品目を対象にするよう求めた。
医療上の必要性は高いものの低価格である品目の薬価を引き上げる不採算品再算定をめぐっては、原材料価格高騰や供給不安に対応するため、24年度改定では製薬企業が希望する品目(乖離率7.0%超の品目は対象外)を対象に適用するなど、2年連続で特例的な対応が行われたが、安定供給への効果は限定的として特例的措置を止めるよう求める声もあった。
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