
住友化学と住友ファーマは17日、再生・細胞医薬事業を手がける合弁会社を設立し、来年2月から営業を開始すると発表した。11月に住友ファーマが立ち上げた「RACTHERA(ラクセラ)」に同事業等を移管し、来年2月に住友化学へ株式の66.6%を譲渡する。住友化学主導による積極的な投資で2030年代半ばまでの同事業の黒字化を見込み、30年代後半までに最大で3500億円規模の売上を達成したい考えだ。
住友ファーマは24年3月期決算で2期連続の巨額赤字を計上し、事業再建の途上にある。コスト削減を推進し研究開発費が限られる中、住友化学が主体となって投資することで同事業を育てる。
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