◆薬局経営が年々苦しくなっていると関係者からよく耳にするようになった。2年に1回、調剤報酬が改定されるたびに、各種項目の算定ハードルが次第に高くなっていることが一因で、薬価差の縮小も経営に影響しているようだ
◆薬局薬剤師の不足や偏在は解消されておらず、個人経営の中小薬局では、薬剤師を採用しづらい状況が続いている。薬剤師確保に苦労しながら多店舗展開に取り組むより、薬剤師夫婦の“パパママ薬局”で経営した方が気楽との声も聞く
◆分業率の伸びも頭打ちになり、外来患者数もいずれ減少に転じる。今後、院外処方箋枚数の大幅な伸びは見込めない中、大手チェーン薬局やドラッグストアとの競争がさらに激しくなり、中小薬局の経営はますます苦しくなるのかもしれない
◆一方、地域に根付く中小薬局だからこそ、競争に勝ち残れる余地はある。在宅医療等のつながりで、地域の多職種の信頼を得て人間関係を構築できれば、外部からの参入を阻む障壁になる。活路はどこにあるのか、共に考えたい。
「薬局経営が年々苦しくなっている」
2025年01月29日 (水)
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