◆ドナルド・トランプ氏が米国大統領に再び就任した。賛否両論はあるがスピーディな政策実行は第2次政権でも変わらず、就任初日に世界保健機関(WHO)からの脱退を決めた。最大の資金拠出国が脱退することにより、感染症の蔓延防止など保健政策の停滞が懸念される
◆保健福祉省長官に就いたロバート・ケネディ・ジュニア氏はワクチン懐疑論者として知られるが、多数の有識者が科学的根拠に疑問の声を上げている。SNSでファクトチェック機能を廃止する企業もあり、情報の質を見極めることがより難しい時代となった
◆世界では局所的に新興感染症が発生しており、パンデミックが再来する可能性はゼロではない。信頼する情報媒体が多様化した現在に流行した場合、コロナ禍以上の混乱も懸念される
◆SNSは国政選挙の結果を左右し、既存メディアを動かすほどの力を持ったが、影響力を負の方向にも加速させる諸刃の剣だ。複数のメディアの情報を比べ、生の声も聞くなど偏りのない情報収集を心がけたい。
偏りのない情報収集を
2025年01月27日 (月)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
寄稿