
東京都薬剤師会の高橋正夫会長は7日の定例会見で、2025年度薬価改定から完全実施となる後発品評価の企業指標について26年度以降は各企業の評価を公表する方針に対し、薬局が安定確保できる企業の品目を選びやすくなるとの効果に疑問を呈し、「安定確保できる企業に注文が殺到することが不安。現在も出荷再開した企業の公表にタイムラグがあり、注文すると品切れになっている。特定のメーカーを選択するのは供給状況が安定してからではないか」との見解を語った。
後発品の安定供給を確保できる企業指標は3区分で評価を行い、評価指標ごとのポイントの合計で上位20%のメーカーは「A区分」に属し、適用条件を全て満たした品目について、現行の後発品薬価改定時の価格帯集約(原則3価格帯)とは別に該当品目のみ集約される。
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