
西原氏
大阪医科薬科大学病院薬剤部は、昨年11月から約5キロ離れた枚方市の天の川病院(157床)に薬剤師出向を開始し、約3カ月で早速成果が出始めている。第1陣として主任クラスの40代男性薬剤師が出向き、天の川病院の薬剤業務を改善する道筋をつけた。今月から交代で出向元病院に戻り、緩和ケアが必要な患者を各領域で見つける仕組みの検討を始めるなど、出向先の経験を役立てようとしている。大阪府と連携して薬剤業務向上加算の算定を開始しており、それを原資に薬剤師の増員につなげる計画だ。
天の川病院は、慢性腎不全や透析を中心に循環器疾患、リウマチ膠原病、糖尿病などの診療に対応する中規模病院。薬剤師を確保できず、定員を下回る人数で病棟業務を手がけていた。
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