鳥居薬品は、需要増で2023年から限定出荷が続いているスギ花粉症に対するアレルゲン免疫療法薬「シダキュアスギ花粉舌下錠2000JAU」(一般名:スギ花粉エキス)について、今年秋頃から取引卸への出荷を段階的に増加できる見通しを示した。7月に新たな原薬製造設備が竣工、稼働する予定となったため。限定出荷解除については早期に目指すとしているが、まだ明確な見通しは示していない。
鳥居は、採取したスギ花粉を用い、製造委託先で大幅な増産体制の構築に向け、原薬製造設備の整備を進めている。最大生産能力は年間50万人分で、限定出荷前の約2倍に増加するという。
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