愛媛大学病院は3日から、松山市にある南松山病院(病床数242床)への薬剤師出向を開始した。愛媛県での出向は初めて。県全体の病院薬剤師不足は顕著で、都市部の松山市を含む松山医療圏でも薬剤師偏在指標は0.75と不足している。同じ2次医療圏にあり距離の近い両院で薬剤師出向の実績を作りながら、行政との連携を強めて県全体での薬剤師出向体制の基盤整備などを進めたい考えだ。
出向期間は当面2年間。愛媛大病院の主任クラス1人が当初は6カ月、以後は3カ月単位で交代しながら出向する。南松山病院はケアミックス型病院で、一般病床に加え療養病床や回復期リハビリテーション病床があるほか、100ベッドを備えた人工透析センターを有する。薬剤師数は常勤6人、パート1人の計7人体制。薬剤管理指導業務は実施しているが、病棟薬剤業務は未実施だった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。