国民民主党の田村麻美参議院議員は24日の参院厚生労働委員会で、強く反対してきた2025年度中間年薬価改定が実施されることに関連し、市場実勢価格に基づく薬価改定について「流通改善ができていない中では実勢価が正しく出ておらず、その実勢価をもとに改定を行っていることがそもそも問題だ」と指摘して抜本的見直しを訴えた。これに対して福岡資麿厚生労働相は、薬価改定の基本原則を述べるにとどめた。
田村氏は、25年度薬価改定の実施を来月1日に控え、改めて今回の中間年改定を「流通改善を達成していない中での実施は失策」と厳しく批判した上で、現行の薬価制度に言及。新薬の薬価収載時は原価計算方式の中で流通経費が考慮されている一方、収載後の薬価改定では物流費をタイムリーに薬価に反映する仕組みがないと指摘した。
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