島津製作所は25日から、液体クロマトグラフ(LC)と液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)用高性能ガラスバイアル「Shim-vial S Glass」と「Shim-vial H Glass」の海外での販売を開始する。
特殊な低吸着処理によりサンプルのガラス吸着を抑制する両製品は、クロマトグラフ向け消耗品を手がける島津ジーエルシーが開発。昨年7月から島津製作所が主に国内の製薬企業に販売している。
今後は、欧米や中国、東南アジア、インドでの拡販を通じて、グローバルな顧客へのトータルソリューション提供を実現していく。両製品は医薬品充填用ガラス瓶と同じ材料・加工工程で製造されており、割れや異物混入を排除する全数検査を経て出荷する。
両製品は、島津ジーエルシーの「分析結果の信頼性を高めるラボサプライ品」第一弾。今後も。同様の製品コンセプトの消耗品を国内外のメーカーや研究機関向けに開発を進めていく予定にしている。
希望販売価格は、H Glassが1万5000円から(いずれも100個入り、税込み)、S Glassが1万円から(同)