堀場製作所は3月26日、一般社団法人「学びのイノベーション・プラットフォーム」が主催する2024年度「PLIJ STEAM・探求グランプリ」において、企業による教育参加の優良モデルとして評価され、応募総数81件の中から第1回グランプリに選ばれたと発表した。
同グランプリは24年度から始まっており、第1回目となる。STEAM教育や探求学習を中心とする新たな学びの推進に取り組む企業・団体の表彰を通じて、「社会全体で新たな学びを支える」ことを目的にしている。同社からは「『はかる』をテーマにした体験型授業」のタイトルで、社員が講師となり、学校やイベント会場で実施する出前授業をテーマとして応募した。
同社は1994年以来、30年にわたり継続している出前授業で、「はかる」ことが自分たちの生活や地球環境において果たしている役割を知ってもらうだけでなく、様々な実験を通じて科学の面白さを伝えたいという想いで取り組んでおり、2024年には国内だけで1500人を超える子供たちが参加した。
同社は受賞に当たって、「当社の分析・計測技術を活かした授業という点と併せて、次世代育成に長く尽力していることが評価されたと考えている。この受賞を励みに、これからも当社ならではの視点で、未来を担う世界中の子供たちが心豊かな成長を遂げる一助になれるよう尽力していく」としている。
なお、STEAM教育は、科学・技術・工学・芸術・数学の5分野を対象にした教育方法であり、これらの分野を統合して学ぶことで、創造力や問題解決能力を育むことを目的にしている。