◆ChatGPT(チャットGPT)など人工知能(AI)の活用が製薬企業で進んでいる。各社によって導入の程度に濃淡はあるようだが、国内の先進的な製薬企業では全社員が生成AIを使える環境を整備し、社員の8割が通常業務に活用している
◆一方、国内の病院や薬局で働く薬剤師の業務へのAI活用は、これから本格化する段階にある。その先駆けとして薬局向けに、生成AIで薬歴入力作成を支援するサービスの提供が始まっている。服薬指導の音声をテキストに変換し要約するサービスで、業務効率化に役立つという
◆将来を見通せば、薬剤師によるAIの活用は単なる業務の効率化から、医師の処方設計支援など薬剤師の本質的な業務を補助する方向に発展するだろう
◆同様に医師がAIを駆使し、個別化された最適な処方を組み立てるようになると、薬剤師が処方設計を支援する余地は小さくなると危惧される。今から薬剤師が積極的にAIを使いこなして医師を支援し続けることで、こうした懸念を払拭しておきたい。
薬剤師業務でAI活用を
2025年04月04日 (金)
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