長崎大学は、薬学部の薬学科(6年制)と薬科学科(4年制)について、長崎市内にある現在の文教キャンパスから同じ市内の医学部や大学病院等が入る坂本キャンパスに移転する。10日の定例会見で公表した。8日の役員会で再編構想を決定したもので、移転時期は未定。生命科学系学部を一つのキャンパスに集約することにより、教育・研究の効率向上を目指す。永安武学長は「18歳人口が減少する中で、いかに大学が生き残るかを考えると、まずはどのようなキャンパスを作るかを掲げた上で進めていく必要がある」とコメントした。
薬学部は現在、大学事務局や工学部等と共に文教キャンパスに入っているが、キャンパスの分散と機能の混在、教育研究スペースが手狭になっていることや、施設の機能的劣化といった課題が見られており、学際融合の推進や人口減少を見据えた改革の促進、キャンパスの共創拠点化等も大学に求められていた。
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