トランプ関税では医薬品は対象外だが、間接的に影響が出始めているところもある。CDMOの武州製薬の高野忠雄社長兼CEOは、11日の業界関係者向け講演後、本紙などに「中国向けに製造した製品の出荷が止まっている」と明らかにした。米中間の関税率引き上げで、日本CRO協会の藤枝徹会長も同日の講演で、今後の中国での開発の先行きに懸念を示した。
武州は米中含め56カ国に輸出している。高野氏によると、出荷が止まったのは同社が米国企業から受託した中国向けの製品。このケースでは米国から中国への輸出と見なされるという。
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