
ベルクシュテット氏
モデルナ・ジャパンはこのほど、新たな代表取締役にパトリック・ベルクシュテット氏、日本における事業全体の統括を担うゼネラルマネージャーにマーケティング本部長の金田けい氏が就任すると発表した。就任は今月中を予定する。
今回の人事は、代表取締役で日本のゼネラルマネージャーである長山和正氏が31日付で「一身上の都合」により退任することに伴うもの。
ベルクシュテット氏は、2015年から米メルクでグローバルマーケティングワクチン事業部を統括。20年6月にモデルナに上席副社長として入社し、全世界のワクチン事業の統括を経て、現在はアジア・新興国市場担当ゼネラルマネージャーも兼務し日本を含む主要市場の事業を統括する。

金田氏
金田氏は大阪府出身で、同志社大学法学部卒業。23年11月にモデルナ・ジャパンに入社し、マーケティング本部長を務めている。
ベルクシュテット氏は「感染症、癌免疫療法、希少疾患、自己免疫疾患といったアンメットメディカルニーズに対応するmRNA医薬の開発を加速させるため、今後も真摯に取り組んでいく」とコメントした。
同社トップをめぐっては、21年12月に就任した鈴木蘭美氏が23年末で辞任し、長山氏は24年3月に就いたばかりと、交代が続いている。