◆品質、供給、情報の3要素が、ジェネリック(GE)医薬品の使用を促進させるポイントとされる。このうち品質について、現場の薬剤師に自ら検証しようとする姿勢が目立ってきた。先月末の日病薬近畿学術大会でも、2病院から発表があった
◆甲賀病院薬剤科は、プラバスタチンを先発品からGE薬に切り替えた後、12週間の変化を27人の患者で追跡。各種検査値に変動はなく「有効性、安全性に差はない」と報告した。舞鶴共済病院薬剤部も、静注用抗生物質セフトリアキソンについて、先発品とGE薬の効果を各10人の患者群で比較。入院・発熱期間に差はなく「臨床効果はほぼ同等」とした
◆他の薬剤師からも「品質面でGE薬に問題はない」との声を耳にした。その一方で、先発品にはない未知物質がGE薬の注射剤に含まれていたとし、同等性を疑問視する意見もある
◆賛否両論ある中、同等性について判断に迷う薬剤師は少なくないだろう。しかし、判断が曖昧なままでは、患者が納得する十分な説明はできない。自分なら患者にどう説明するのか、事前に自分なりの考え方を確立しておくべきではないか。
ジェネリック促進のポイントは
2006年02月03日 (金)
‐AD‐
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
企画
寄稿