堀場製作所は13日、京都大学と京都大学国際科学イノベーション棟5階(西館)にあるシンポジウムホールのネーミングライツに関する契約を締結したと発表した。同社がネーミングライツを取得するのは今回が初めて。契約期間は、今年4月から2028年3月までで、愛称は「HORIBAシンポジウムホール」となる。
国際科学イノベーション棟は、京大と、国内外の大学等の教育研究機関、官公庁等の公的機関、企業等の団体など、産官学連携に携わるものが、同一の場所を拠点とし、日常的・実効的な交流を図ることで、京大を源泉とする新たな知の創造を促し、地球社会に貢献する新たな価値の創造に資することを目的として建設された。
シンポジウムホールは、各種会議、講演会、シンポジウム、式典等の開催や、産官学の情報交換の場として広く利用されるスペース。京大では、施設等の運営、維持管理等に要する費用の一部に当てることを目的に、今年、ネーミングライツ制度を導入した。
一方、堀場は「おもしろおかしく」の社是のもと、「はかる」事業を通じて常に新たなことに挑戦し続けている。HORIBAシンポジウムホールが、これからも様々な会議や講演会、シンポジウム、式典などの開催や、産官学における情報交換の場として広く活用され、多彩なアイデアとコミュニケーションが生まれる場であり続けることに期待を寄せる。
なお、堀場は過去にこのシンポジウムホールで堀場雅夫賞授賞式を開催しており、今年10月にも同賞授賞式の会場として使用する予定にしている。