大正製薬は13日、ノバルティスファーマ(東京都港区)の医療用アレルギー性疾患治療剤「ザジテン」(一般名フマル酸ケトチフェン)のスイッチOTCとして、アレルギー性鼻炎を適応症とする「パブロン」ブランドが厚生労働省から承認されたと発表した。
新たなスイッチOTC製剤は、ノバルティスファーマが製造し、大正がパブロンブランドの鼻炎用内服薬(マプセル)として薬局(一部薬店)を通じ販売する。
今回のスイッチOTC製剤は医療用のザジテン(カプセル剤)と同量の有効成分フマル酸ケトチフェンを含有し、抗炎症作用や抗アレルギー作用、抗ヒスタミン作用の三つの作用により、花粉やハウスダスト等によるくしゃみ、鼻水・鼻づまりといった鼻のアレルギー症状を緩和させる。
なお、医療用ザジテンについてはノバルティスファーマが従来通り、継続販売する。