政府は6日の経済財政諮問会議で、「経済財政運営と改革の基本方針2025(骨太方針)」の原案を示した。創薬力強化に向け、新設される「革新的医薬品等実用化支援基金」の対象拡充による創薬シーズの実用化支援、費用対効果評価制度の対象範囲拡大や実施体制強化、薬価制度上の活用等を検討することなどを盛り込んだ。
原案では「創薬力強化とイノベーション推進」の項目を設け、具体的施策として、改正医薬品医療機器等法の施行により設置する革新的医薬品等実用化支援基金の対象拡充を検討し、創薬シーズの実用化を支援するほか、国民負担軽減と創薬イノベーションを両立する薬価上の評価、承認審査・相談体制の強化、バイオ医薬品を含む医薬品の製造体制整備や人材育成・確保により、国際水準の研究開発環境を実現してドラッグラグ・ロスの解消に向けた対応を進めるとした。
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