◆既に新型インフルエンザの話題も飽きてきた頃だろうが、油断は禁物だ。いつ強毒型に変異するか分からないし、本命の鳥インフルエンザの動向にも注意が必要だ
◆パンデミックで最も必要とされるのが、抗ウイルス薬のタミフル、リレンザ。その在庫状況は、日本で最大の人口が密集する東京都で、各200万人分の400万人分を確保しているという
◆問題は感染が拡大した場合の医薬品等の供給体制にも及ぶ。厚生労働省は4月28日付の経済課長通知で、医療機関や薬局などが過剰発注や過剰在庫を抱え込み、必要な患者に抗ウイルス薬が行き渡らない状況が発生しないよう、各都道府県に適切な流通を指導するよう求めた。これは、季節性インフルエンザのワクチン対策に準じた措置だ
◆東京医薬品卸業協会は、首都圏での発生を機に、休日も関係なく感染防止に全力で取り組んでいる。それは、医薬品卸としての社会的使命を果たすためにほかならない
◆現場では、医薬品よりもマスク、消毒液、検査キットの3点が不足している。強毒型の新型インフルエンザ発生に備え、課題の洗い出しも重要になる。
マスク、消毒液、検査キットが不足
2009年05月27日 (水)
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