島津製作所は3日、同社が参画する京都府立医科大学(KPUM)の産学公連携機構「KPUM Medical Innovation Core for Society(K-MICS)」において、研究開発提案コンペティション「KPUM-島津チャレンジ」の2研究テーマが採択されたと発表した。
採択されたの研究テーマは、
▽京都府立医大泌尿器科で新規開発した針組織二分割デバイス技術を活用した「MSイメージング」に代表される生体分子解析法による治療標的分子の解析―白石匠助教(泌尿器外科)
▽乳癌組織内薬物動態の解明と新規感受性評価法の確立へ向けた質量分析イメージング技術の応用研究―加藤千翔助教(内分泌・乳腺外科学)
――の二つ
K-MICSは「健康・医療・福祉分野における社会課題解決や未来医療創出を通じて地域社会に貢献する」との設立趣旨のもと、イノベーティブな研究人材の育成と持続可能な研究・臨床環境の整備、その成果を社会に実装することを目的とした、KPUMと参画企業によるプラットフォーム。
「KPUM-島津チャレンジ」では、「健康・医療・福祉分野における社会課題解決と未来医療技術の社会実装」に関する研究テーマを公募している。研究費は、1件当たり200万円で、研究期間は最大2年間。同社はK-MICSの活動を通じて有望な若手研究者を支援していく。
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