田辺三菱製薬は1日、米投資会社ベインキャピタルの傘下に入った。1678年創業の日本を代表する製薬企業は、三菱ケミカルグループから約5100億円で売却されて外資傘下となった。12月1日には「田辺ファーマ」に社名変更する。ベイン側は田辺三菱の重点領域を生かす方針で、ベインの世界でのヘルスケア投資先と連携して開発パイプラインの拡充、海外展開支援を行う考えだ。

新社名は、もともとの「田辺製薬」ではなく「田辺ファーマ」にする。新社名について同社は、「グローバル展開を加速していく中で、ブランドをより強く訴求するため、日本語名でも英語名でも同じ『ファーマ』で統一化を図り、一体感を出した」と説明した。国内外グループの12社も順次社名変更する。
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