
ニプロは2日、多用途血液処理用装置「血液浄化装置 NAZ-1」を発売した。
同製品は、急性腎不全や敗血症などを発症した患者に対し、急性血液浄化療法を施行するための装置。急性期患者の心身への負担や医療従事者の業務負担を軽減するなど、主に集中治療室における医療の質向上を目指して開発された。
同製品には、患者の視覚および聴覚に配慮したデザインが施されており、長期予後における患者の身体的・精神的リスクの低減が図れる。また、操作性に優れた15インチ高解像度振動タッチパネル「ViVitパネル」およびバーコードを用いた血液浄化器の登録設定機能などの搭載を通じ、医療事故防止および医療従事者の業務効率化に寄与する。
そのほか、▽操作音のON/OFF切り替え▽時刻に応じた明るさの自動調節機能を備え、患者の視界に入りにくい位置・角度に配置されたディスプレイと代表灯▽光の照り返しを抑制する黒を基調とした本体側面とディスプレイカラ――などの特長を有している。