【オムロン京都太陽】社員が京都府「障害者優良勤労者知事表彰」受賞

　オムロンの特例子会社オムロン京都太陽の社員の田中伸樹と田村宗士の両氏が2日、京都府「障害者優良勤労者知事表彰」を受賞した。同社の社員がこの本賞を受賞するのは、2014年以来、通算12人となった。

　田中氏の受賞は、「生産ライン管理およびライン管理人財の育成担当として、新規生産ラインの立ち上げを確実に行い、生産性・品質・納期ともに期待以上の成果を挙げている。新人社員の育成にも尽力し、短期間で戦力化につなげた。対話重視のコミュニケーションで相互理解を高め、心理的安全性の高いチームを作り上げている。自らが率先した行動や的確なアドバイスで部下・同僚から信頼、上司からも頼られる存在となっている」点が評価された。

　田村氏は、「製造ラインの組立工程（はんだ作業）の担当として、高いはんだスキルで製品品質の維持・向上に大きく貢献している。手はんだ付け作業でアビリンピック銀賞を獲得、有機溶剤作業主任者・保護具着用管理責任者として難易度の高い業務も担う。工作機械の取り扱いに長け、治工具製作により、職場の作業効率の向上に寄与するなど他の従業員の模範となっている」点が評価された。

　受賞にあたって田中氏は、「今後も企業理念の実践を念頭に、相互理解を深めながら、後継人材の育成に尽力していく」、田村氏は「これまでの経験を活かし、会社に貢献できるよう、今後も励んでいく」とコメントしている。