HORIBAグループの水・液体計測事業を担う堀場アドバンスドテクノは3日、水質分析計の統合ブランド「LAQUA(ラクア)」シリーズの新製品ポータブル濁度計「LAQUA-TB220」を発売した。

同製品は、シリーズ初となる濁度測定に特化したポータブル型水質計として、下水や排水の水質管理から食品・飲料などラボにおける品質管理まで、多様な環境での測定に活用できる。
より汎用的に使用できるよう、低濁度の測定に適した散乱光法、高濁度の測定に適した透過光法の両要素を組み合わせた透過散乱光方式を採用しており、これにより、周囲の温度変化やサンプルの色による影響を低減し、ポータブル濁度計のエントリーモデルでありながら、低濁度から高濁度まで幅広い測定レンジ(0.01NTU~2000NTU)で正確性と安定性の高い測定が可能となっている。
また、持ち運びしやすいコンパクトサイズ(縦21cm、幅11cm、高さ5.5cm / 410g)かつ防水・防塵性※5に優れた設計となっており、多様な環境で迅速に濁度測定が行える。
測定データは、最大2000件まで内部メモリへ保存することができるため、頻繁に測定が必要な現場でもできる。また、PCに接続するとデータの転送を行うことも可能で、データの再利用や分析が容易となり、業務の効率化や品質向上に貢献する。